こんにちは。
L&Tcraft おうちクラフターのかずたか(@ouchicrafter)です。
個人的な話になりますが、最近ジムに行くようになりました。
そのジムは入退館の際にICカードをかざすのですが、先日そのカードを紛失しました。
家を探しても出てきませんでしたし、最後に行った日に退館できているので道中で落としたことは間違いないようです。
紛失届を出しましたが、連絡も来ないので再発行をお願いしましたが、唐突の3,000円の出費。。。
この3,000円でレザーがどれだけ揃えられるだろう、と思うと悔しくてなりません。
次は絶対に無くさない、と心に誓い『パスケース』を使用していくことを決めました。
そんなこんなで完成した作品のお披露目をしたいと思います。
どんなコンセプト?
いくつかのこだわりポイントがあったのでひとつずつ見ていきます。
無くさない
まずは「無くさない」という事。
ケースを付けただけでは保管方法如何によっては紛失してしまうこともあります。
なので今回はジムに持っていくバッグに着けられるように「ハトメ」と「カラビナ」を装着しました。
装着することでうっかり落とすという事が防げます。
また、着脱しないでカバンごとジムのロッカーにしまえるので楽ちんです。
中身が見える
表面を大きく透明にして何のカードが入っているかわかるようにしました。
私たちは夫婦で同じジムに通っています。
つまり名前が違うだけで同じカードが2枚存在することになります。
その時にどちらのカードを持ち出したのかが分かるようにする為に、この加工を行いました。
プラ部分は透明のクリアファイルを切って使いました。
トコ面とクリアファイルの接着は木工用ボンドで最初やってみました。
乾燥が終わり触ってみたところ、一発で剥がれました。
クリアファイルのようなツルツルした面に接着するには、接着力が弱すぎたようです。
次にGクリアで接着してみました。
Gクリアは力を入れると剥がれますが、その上から縫う事を考えれば十分な接着力を発揮してくれます。
取り出せる
今はジムの入館証を入れている訳ですが、今後別のジムに行くことになったり、ジムを辞めて他のカードを入れる事になったりした時に入れ替えられる様にしました。
取り出す際には指を入れて抜き出す事になります。
カードサイズギリギリにすると、遊びがなくなりカードとケースの間に指を入れるスペースが無くなってしまいます。
その分はしっかりと確保するように作りました。
苦労したポイントは?
裁断と接着に関して1点ずつあったので参考までに。
裁断
初めて革包丁を使って作業をした、というのもあります。
しかし今回一番大きかった苦労ポイントは『谷のアール』の部分です。
ちょうど写真の部分です。
出来ればきれいな○で仕上げたかったので、ハトメ抜を使ってやってみました。
ハトメ抜で丸く抜いた後はヤスリできれいに仕上げれば、楽にきれいに仕上がります。
革包丁でやる場合、角度を大きく取らないと切ってはいけない部分に刃が当たってしまい切れてしまいます。
そのせいでパーツひとつをダメにしてしまいました。
緩いカーブでない限り、おとなしくハトメ抜を使った方が良さそうですね。
接着
前章でも書きましたが、切り出したクリアファイルとトコ面の接着です。
特にクリアファイルのようなツルツル面に接着する場合は、接着剤の事は注意しましょう。
木工用ボンドはくっつかないですし、溶剤系はクリアファイルを溶かす可能性もあります。
次に活かしたいポイントは?
いくつかあるのでご紹介。
『アール部分』の縫い方
なにより「アール部分の縫い」ですね。
写真の通りひどい有様です。
アール部分は返し縫いをしたんですけど、その部分が縫いの汚さに直結してしまいました。
返し縫いなんかやらなきゃよかったな、と激しく反省しています。
なんとなく強度の懸念から返し縫いをしましたが、アール部分は特にしなくてもよさそうですしね。
クリアファイルの透明度
新品を切り出して作成したんですけど、作業中に汚れがついてしまったようです。
完成したころには結構くすんでしまいました。
ヌメ革も触りすぎる(作業時間が長い)と手垢などで汚れてしまうので、汚れが目立ちやすいものの作業については日を開けずに一気に進めてしまった方が良さそうです。
最後に
少ないパーツ数(革2、切り出したクリアファイル1)で作る事が出来るパスケース。
今回は自分の中でこだわりのポイントがいくつかあったので、このような作品に仕上がりましたが、初めての作品でまだ難しいものは作れない!って人にはすごいオススメできる作品です。
自分の作りたいものを作るのが一番ですが、あまりにもレベルが高すぎて途中で挫折してしまうのももったいないです。
せっかく楽しいクラフト作業なので是非楽しく作業してもらいたい、と思っています
なので、レベルにあった作品を自分流にアレンジしながら作っていくと、飽きも来ないで少しずつでも実力をつけていけると思います。
私の作品もひとつ参考にしながら、是非『パスケース』作りにチャレンジしてみてください!!
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