こんにちは。
L&Tcraft おうちクラフターのかずたか(@ouchicrafter)です。
現在自作をしているツールで『刻印』があります。
その作り方や注意点を皆さんにお伝えしたいと思います。
刻印って何?
その名の通り「印を刻むもの」です。
ハンコ、みたいな感じですね。
革は素材の特性上凹凸を付けたり、焦がしたりすることが出来るので、その特性を使って印をつけるのが、刻印です。
刻印には『焼き印』と『打刻印』があります。
今回私が作成しているのは、後者の打刻印になります。
焼き印
読んで字のごとくですが、皮の表面を焦がして印をつける方法です。
毎回手書きで書くのであれば「はんだごて」があれば出来そうですね。
ただし手書きの場合、一定のクォリティを保つことが非常に難しくなります。
毎回毎回全く同じ字を書く事ができますか、って話です。
そこで活躍するのが『焼き印』になります。
(画像引用元:写真AC)
素材は様々ありますが、基本は金属です。
高温にして革を焦がすわけですから、その温度に耐えられなくてはならないので必然的に金属になります。
打刻印
素材に直接打ち込んで凹凸を生ませることで印をつける方法です。
打刻する素材に負けない強度が必要となりますが、打刻する素材が柔らかい素材ならば樹脂などで代用することが出来ます。

もちろん、金属ほどの強度があればそれに越したことはありません。
シーリングスタンプなんかも代用できるかもしれませんね。

私が使う場合、素材は革になる為金属である必要はないです。
樹脂か硬い木材で作れるだろうと踏んでいます。
どんな刻印?
イメージはこんな感じの物を作ろうと考えています。
本業の休憩中にロゴを思案中。
豚をロゴにしたいけど豚に見えてるかな・・・? pic.twitter.com/gVYJSiy2W7
— かずたか@おうちクラフター (@ouchicrafter) 2019年3月28日
非常にシンプルな出来ですね笑
どうやって作るの?
打刻印は現在ふたつの方法で作成を考えています。
上でも書いたように「樹脂」と「木材」です。
樹脂での作成は完了しているのでこの後紹介するとして、木材はまだ材料とツールを揃えていないので手付かずです。
それぞれの方法を書いていきたいと思いますので、自分に合いそうな方を試してみてください。
焼き印についても考えていますが、こちらもまだ手付かず。
少々お待ちください。
打刻印自作 ~樹脂編~
用意したものは
- 消しゴム
- おゆまる
- レジン(ハードタイプ)
- クッキースタンプ
他にはデザインナイフなどを用意しました。
①消しゴムにメインのロゴを書く
消しゴムハンコの要領でやっていくわけですが、実際に刻印したい向きとは逆向きで書かなくてはいけないのでそこだけ注意してください。
絵であれば一度薄い紙に書いて裏側から転写すると良いと思います。
私の場合はシンプルな絵柄だったので、手書きで左右逆にしてみました。
②掘る
線などに沿って削っていきます。
私の刻印は細かい作業になりそうだったので、デザインナイフでやりました。
彫刻刀などでやってもいいかもしれません。
大体3mmくらいの深さになるまで掘ります。大体でいいです。
③文字はクッキースタンプ
「おうちクラフト」を文字にしようと思いましたが、字が汚いのでクッキースタンプを活用しました。
100円ショップのお菓子作りコーナーに売られていて、ひらがな・カタカナ・アルファベットがあります。
私はカットして消しゴムハンコ部分に直接貼り付けました。
④おゆまるで型を作る
おゆまるってご存知ですか?
私は結構最近知ったんですけど、こちらも100円ショップに売られています。
袋に入っているときは棒状ですが、80℃以上のお湯につけると柔らかくなり、成形できるようになります。
こねて成形したら、先程の消しゴムハンコを押し付けます。
結構熱々の状態でないと成形しづらいと思うので、火傷が心配な方はゴム手袋をしましょう。
冷めてしまって成形しづらくなったら、またお湯をかければ成形できます。
これくらいまで押し込んだら、消しゴムハンコを抜きます(抜きにくい場合はまたお湯をかけてください)。
この時底の部分を平らにしておくと次の作業がやりやすくなります。
⑤おゆまるにレジンを流し込む
レジンは100均に売っています。
ビーズなどのクラフトコーナーに大体置いてあると思います。
周りのお客さんは女性ばかりだと思いますが、男性のみなさんは気にせず飛び込みましょう。
100均のレジンは4~5gの容量なんですが、1個で意外と作れちゃいます。
私は3つ買って足りなくならないようにしましたが、1個も使い切らなかったので残りは妻にあげました。
もし、消しゴムのカスとかがおゆまるの溝に入っていたら爪楊枝などで取ってあげてください。
キレイになったらレジンを流し込みます。
固まった時に取り出しやすいように、あとこの後の作業をやりやすいようにこんもり入れてください。
硬化させると収縮するのでご安心を。
⑥レジンを固める
レジンは紫外線で固まります。
レジン用のライトであれば2~3分で硬化しますし、日光でも1時間くらいで硬化します。
うちには妻が使っているレジン用のライトがあったので、そちらを使いました。
ジェルネイルを自分でやる人も、持っているかもしれませんね。
調べてみると「ケミカルランプ」というのを使えば、普通のスタンドでも紫外線を発してくれるようで、こちらを使う事も出来るようです。


⑦完成
おゆまるの型から外せば完成です。
もし、バリなどの細かい部分がある場合はヤスリやミニルーターなどを使って調整してください。
私は木材に貼り付けてスタンプとしました。
その際に貼り付ける側を両面テープで貼り付けています。
(もし剥がすことが無いなら接着剤で貼り付けても良いです。むしろそっちのが剥がれにくくて安心)
なので貼り付け面と打刻面を平らにするためににやすり掛けをしました。
レジンをこんもり持った理由はここである程度削ってしまうからです。
ハードタイプのレジンでもある程度の強度はありますが、私は何となく不安なので木材に貼り付けました。
ちなみに貼り付けた木材は堅めのサクラを使っています。安いですし。
ちなみに打刻してみるとこんな感じ。
(何回か失敗してますが大目に見てください笑)
打刻印自作 ~木材編~
~現在準備中です~
最後に
デザインさえ決まってしまえば、作成は容易に出来ます。
また材料もほとんど100円ショップで揃うものばかりなので、スタートラインには立ちやすいと思います。
正直、刻印は機能面に関して作品に機能性を与えてくれるものではありません。
ただ、自分だけの刻印があると、作品に一気にオリジナル感が生まれますし、一点物を作っている感に浸れると思います。
それは「自分だけの作品を作る」というモチベーションに繋がってくると思います。
もちろんプロに頼むこともできますが、自分で考えてやってみるのも悪くないですよ。
是非この機会に挑戦してみてください。
ブログランキングに参加しています。
↓記事が気に入ったら是非クリックしてください↓
コメント
[…] […]